岩手山麓に位置する岩手県滝沢市の行徳養魚場には、数十年かけて磨き上げられた伏流水が流れ込みます。寒い氷点下の日には、水温よりも気温が低くなるため、湧き水から湯気が立ちこめ、養魚場全体が幻想的な雰囲気になることもあります。養魚場の奥には、静かに流れる湧き水の源泉があります。

卵が固まらないように等調液（濃度0.9～1パーセントに調態した食塩水）に浸した後、不良卵を取り除き、オスの岩魚の精子を絞り受精させます。
その後は、受精卵を湧き水に浸け、未受精卵を取り除き、選卵した卵に消毒を実施。収容箱に移し発眼を待ちます。

1月初旬頃に孵化が始まり、3月頃には稚魚槽に移し替え餌付けを行います。受精させた卵の7〜8割は孵化しますが、稚魚に育つ過程で半数近くまで減るのが一般的と考えています。

春先から夏過ぎまでには稚魚を通常の飼育流に入れ管理します。11月に入るとメスが産卵期に入るため、卵に養分をとられ味が落ちるほか、採卵用の大きなメスと多少大きなオスについては出荷を控えます。
残った大き目のオスと塩焼き用のオスのみの出荷となる場合もありますのでご了承ください。

地元、滝沢市内では、新鮮な岩魚を刺身やお寿司で食されることもあります。最近では、関東圏内の寿司店や割烹屋にも使っていただいております。定番の塩焼きや刺身、キノコと一緒にホイル蒸焼きや骨酒でお気軽に味わっていただけます。また、ムニエルやカルパッチョなど洋風料理にもアレンジできます。

親子釣り堀の営業もしております。デイキャンプ（テント等は持参願います）につきましては、釣り掘をご利用いただいた方のみの申し込みとさせていただきます。

お釣りいただいたニジマスは、その場で料理していただいてもお持ち帰りいただいても構いません。お持ち帰りの場合は魚を入れる容器をご用意ください。

また、デイキャンプの際に出たゴミにつきましては、大変申し訳ありませんが、お持ち帰りいただくようお願いいたします。

親子釣り堀のニジマス